2024年3月に会社が倒産し失業しました。無職なりたてホヤホヤでございます。中高年での無職は本当に不安と恐怖しかありません。
今回は私が経験した会社倒産の前兆を一部紹介していきます。一般社員、アルバイトでも勘づく給料面の変化を振り返ってみます。
定期昇給がなくなった…
【倒産危機レベル1】
2017年4月、入社5年目で昇給がなくなりました。この時点で、この会社での給料アップの可能性がなくなったのです。当時は会社売上も順調に伸びていた時期だったはずなのに…
この時は会社が危ない状況とは誰も思っていませんでした。
賞与が減額になった…
【倒産危機レベル2】
2019年7月 満額支給
2019年12月 大幅減額(寸志程度)
夏の賞与を満額支給されたので冬の賞与が減額になったのは非常に驚きました。賞与が出るだけマシと言われるかもしれませんが賞与を完全に当てにしていたので予定が大きく狂いましたよね。
賞与が年1回になった…
【倒産危機レベル3】
2020年7月 賞与なし
2020年12月 支給(寸志2回分程度)
前回の賞与で大幅減額だったので夏の賞与は出ないかもねと職場で話題になっていました。案の定、支給なし。予想はしていましたが出ないと分かるとモチベーションは一気に下がります。
しかもこの当時はコロナ禍の真っ只中、いつ終わるか分からない未知の世界でした。この頃に「この会社は終わりかも」と本気で感じたので転職活動を始めようと思いましたがコロナ禍の状況では下手に動かない方が良いと判断しました。
絶望の中、まさかの冬の賞与が出るサプライズが起きたのです。全く当てにしていなかったので満額ではないものの喜びは大きかった。
賞与がなくなった…
【倒産危機レベル4】
2021年 賞与廃止
素直に終わったなと思いました。まず生活を改めて当時あった借金をとにかく完済していこうと…そして競馬依存症の私はギャンブルに消えるなら少しでも残せる可能背がある投資をやってみようと思い暗号資産、つみたてNISAを始めたのです。
転職活動もしたい所でしたが当時はまだコロナ禍で行動制限などで上手くいかないだろうと思い、考え方を変えました。
もう先の見えない会社だったらリストラされるか倒産するかのどちらかになった方が有利なのではないだろうか。その日が来るまで体制を整えようと決意をしました。つまり会社にしがみついて会社都合退職を獲得しようという姑息な作戦です。
40代で特にスキルのない私が自己都合退職しても借金がある状態では資金面で厳しすぎます。私の心の中では借金完済するまで倒産しないでくれという想いでした。
そしてなるべく潰れるのなら廃業を選んでくれと願っていました。もう会社は長くないと確信した年でした。
基本給は…
減額はありませんでした。
基本給を下げること自体は違法ではありませんが、業績が悪いからといって会社からの告知なしに勝手に下げられることは違法なのです。
経営陣はそこまでしたくないという温情なのか、従業員一人一人に同意を求めることが面倒なのか分かりませんが、ここを減らされてたら失業手当の額に響くので良かったです。
給料の支払いが遅れる…
【倒産危機レベル5 MAX】
いつも必ず給料支給日に振り込まれていましたが遂に訪れた「給料遅延」。しかし支給日前日の夕方に給料が遅れると社内メールに通知がありました。
時期的に三連休を挟んでいたので振込が間に合わなかったのかなと自分を納得させました…
しかし本来の給料支給日夜に過去に見たことがない役員勢揃いの会議が開かれていたのです。いつもおちゃらけている表情なのに、この日は悲壮感が全面に出ていました。これを見て只事ではないなと感じとりました。
そして4日遅れの支給日の昼過ぎに入金を確認出来た直後の仕事中、社長から従業員全員に会社を閉め全員解雇を言い渡されたのです。
何となく分かっていた事でしたが、自分の予測では年末ぐらいに倒産を覚悟していたので「持たなかったか～」ぐらいの軽い感じでした。
この日以降、ストレス生活が解雇日まで続く事になるのです…
最後に…
若い年代の方は「今の会社ヤバイな」と感じたら積極的に転職活動を始めましょう。中高年の方は自分のスキルに自信があるなら若い方同様に積極的に転職活動を進めて下さい。私のようにスキルが無い方は冷静に見極めて潰れそうな会社でも居座り続ける事で定期的に支給される給料を手に入れ体制を整えつつ、いざ倒産しても会社都合退職を獲得するのも大事だと思います。
私は残念な事に在職中に貯蓄をすることが出来ませんでしたが会社都合退職により自己都合退職より早く失業保険を頂けます。失業すると不安で堪りませんが少しだけ希望があります。
今後も当ブログでは無職日記を綴っていきますので宜しくお願いします。
【X開設しました!覗いてみてね】
ポンコツ君の呟きは【コチラ】
